トラック運転手が快適に仮眠をとる3ステップとオススメ仮眠グッズ5選

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トラック運転手が快適に仮眠をとる3ステップとオススメ仮眠グッズ5選

kglo-kawai

運送会社に12年勤務した行政書士。運送業許可のプロ事務所「行政書士法人シフトアップ」の社長★著書「行政書士のための運送業許可申請のはじめ方」

トラック運転手の方のお悩みの一つに、睡眠問題があります。
特に長距離ドライバーの方は数日間連続で車中泊ということも珍しくありません。
大型トラックの中には運転席上部に寝台スペースが設けられているものもありますが、寝台スペースが設けられていないトラックの場合、運転席でいかに快適な睡眠をとれるかが、仕事の効率や安全運転に大きく左右してきます。

トラック運転手の仮眠時間はどれくらいが目安?


トラック運転手の拘束時間は1日13時間までが目安となっており、上限は1日16時間までと厚生労働省によって定められています。

その上で、ドライバーが連続して運転できるのは最大4時間までとされており、4時間走行した後は30分以上の休憩を取らなければ違反となります。

なお、運転時間は2日を平均して9時間までが限度とされていますので、1回の休憩あたり30~60分程度仮眠をとることが可能です。(拘束時間内に荷下ろし等、運転をしていない時間も発生しますのであくまで目安です)

生理的にベストな仮眠時間は15~30分程度と言われています。
仮眠時間が長くなるとノンレム睡眠が深くなり眠気や倦怠感が残ってしまう場合があり、仕事や運転に影響が出る可能性があるので注意しましょう。

トラック運転手の快適な仮眠方法の3ステップ


これから紹介する快適な仮眠方法はトラック運転手だけでなく、車中泊をされる一般ドライバーの方にもおすすめできるものが含まれています。
車中泊をするぞという方は是非参考になさってください。

ステップ1|エンジンを切って、窓を少し開ける

冷暖房のためにエンジンをつけっぱなしにしている運転手さんも多いと思いますが、アイドリング中はバッテリーの消耗が激しくなります。
できれば、休息中はエンジンを切り、換気のためにも窓は少し開けておきましょう。

ステップ2|シートを倒す

仮眠時にはシートを倒し少しでも楽な姿勢で休むことがポイントです。
ただし、シートを倒しても足を伸ばせない状態が続くと、エコノミークラス症候群になってしまう恐れがあります。

可能であれば、次のステップ3の方法で仮眠をとるのがおすすめです。

ステップ3|助手席側を頭にし、足を伸ばして横になる

ある程度の大きさのトラックであれば、助手席側に頭を置いて足を伸ばし横になって仮眠をとるのがおすすめです。
その際に邪魔になるのがサイドブレーキなのですが、車種によってはサイドブレーキをかけた状態で下に下げることができたり、シフトレバーも倒せるものがあります。

これまでくの字型で寝ていたという方も、是非確認してみてください。

トラック運転手のおすすめ仮眠グッズ5選

ここからは快適な仮眠をとるために、トラックに積んでおきたいおすすめの仮眠グッズを紹介します。
こちらの仮眠グッズも、一般のドライバーの方にもおすすめできるものがほとんどですので、どうぞご活用ください。

仮眠グッズ1|首まくら

首まくら(ネックピロー)は、主に座って寝るときのための枕ですが首にかけて装着するタイプのものであれば横になって仮眠する場合にも使用できます。

首まくらはヘッドレストに設置するものや、空気を入れて膨らますものなどメーカーによって様々なものが販売されていますので、お気に入りの首まくらを見つけてみてはいかがでしょうか。

仮眠グッズ2|寝台用マットレス

トラックの車内は、サイドブレーキやシフトレバーが倒せても、突起物がすべてフラットになるわけではありません。

ゴツゴツした寝心地を解消するには寝台用マットレスやクッションを利用するのがおすすめです。
寝心地が悪く体が休めていなければ疲れは取れませんので、多少高価でも自分に合った寝心地が良い物を購入するのがおすすめです。

仮眠グッズ3|アイマスク

普段生活している上ではあまり気が付きにくいのですが、車中泊をする上で大きな障害となるのが光です。
街頭や日差し、車のライトなど、光によって睡眠を妨害されることは少なくありません。

仮眠を取るときはアイマスクを装着して外部の光をシャットアウトしましょう。

仮眠グッズ4|遮光カーテン

外部の光をシャットアウトする上で遮光カーテンもおすすめです。
大型トラックの場合、窓は比較的高い位置にあるため覗き込まれる心配は少ないかもしれませんが、やはり人の目があるとリラックスしにくくなりますのです。

ライベート空間を確保するという意味でも遮光カーテンは効果的と言えます。

仮眠グッズ5|毛布

冬場の車中泊には毛布は必須です。
快適な仮眠方法でも前述しましたが暖房をかけてしまうと、バッテリーが上がってしまう恐れがありますので、極力毛布などで暖を取るようにしましょう。

走行中に充電してくれるトラック用電気毛布もあるので一度試してみてはいかがでしょう。

まとめ

トラック運転手は心身ともに疲れが蓄積されやすい仕事ですので、疲労を回復するには良質な睡眠が最も必要となります。

疲労やストレスが蓄積されると、集中力の低下を招き、事故の原因にもなってしまいますので、疲れたな、眠いなと感じたら無理をせずに仮眠を取るようにしてくださいね。

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運送会社に12年勤務した行政書士。運送業許可のプロ事務所「行政書士法人シフトアップ」の社長★著書「行政書士のための運送業許可申請のはじめ方」

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