トラックドライバーに向いている人の性格10選・向いていない人の性格7選

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トラックドライバーに向いている人の性格10選・向いていない人の性格7選

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運送会社に12年勤務した行政書士。運送業許可のプロ事務所「行政書士法人シフトアップ」の社長★著書「行政書士のための運送業許可申請のはじめ方」

みなさんはトラックドライバーの就職・転職を考えた時、
「年収はいくら?」
「残業はどれくらい?」
「労働環境はいいの?」
など、まずこうした会社の待遇や労働環境を気にされるのではないかと思います。
もちろんこれらはすべて大切なことですが、同じように大切なこととして
「トラックドライバーに向いているか、向いていないのか」
ということがあります。

向き不向きはどんな職業にもあり、向いている場合はいいのですが、向いていなかった場合は苦痛でストレスとなり辞めてしまう恐れがあります。
この記事では、就職・転職のリスクを少しでも減らすため、トラックドライバーの向き不向きについてまとめました。
ぜひ自身の性格と照らし合わせて参考にしてみてください。

トラックドライバー・運転手に向いている人の性格10選


ドライバーに向いている人の性格については以下のとおりです。

①運転がそもそも好き。長時間でも飽きない

トラックの大小、距離の長短に関係なくドライバーは基本的に1日のほとんどを運転して過ごすため、運転好きでなければ苦痛を感じます。
ドライブが好きで音楽やラジオを聴きながら運転を楽しめるような人におすすめです。

②トラックに乗ることに誇りを感じ、スキル向上に意欲がある

物流は国の血液と言われるように、人々の生活になくてはならない存在です。
ドライバーとしてこうした使命に誇りを感じ、安心・安全な輸送を維持するため、日々スキルの向上に意欲を持って仕事に取り組めるような人こそ、ドライバーに向いていると言えるでしょう。

③ガマン強く、自分なりのストレス発散方法がある

ドライバーの仕事は渋滞に巻き込まれたり、荷待ちで何時間も待たされたり、指定時間のプレッシャーがあったりと何かとストレスに晒されることが多いです。

そのため、少しのことでイライラしないガマン強さや、ストレスを上手に発散させられる性格の人に向いています。

④体を動かすことが好き。体力がある

ドライバーの仕事には荷物の積み下ろし作業などもあるため体力が必要です。
日頃から体を動かすことが好きで、体力に自信があるような人でなければあまりのきつさに根を上げてしまうこともあります。

⑤身の回りの整理が得意でキレイ好き

配送先ではトラックの内外装を見られることもあり、整理整頓が行き届いていなければ悪い印象を与えかねません。
そのため、ドライバーにとって清潔感があることは重要で、普段から身の回りの整理ができている必要があります。

また、整理が得意だと積荷の配置にも役立てるなど仕事にも活かすことができます。

⑥責任感がある

ドライバーは一人での作業が多いため、監視の目が行き届きにくいのが特徴です。
そのため、手を抜きやすい環境になりがちで、だらしない性格の人には向いていません。

安全運転を心掛け、きっちりとスケジュールを立て、時間通りに行動できる責任感のある人にこそ向いていると言えます。

⑦一人でできる単純作業が好き

ドライバーは一人の時間が長く、出退勤時や積み下ろしの時以外は人と関わることがありません。
そのため、一人で黙々と働きたいという人にとってはとても向いている仕事でもあります。

反対に、多くの人とコミュニケーションをとり、変化を求めた働き方が好きな人にとっては苦痛に感じてしまうかもしれません。

⑧注意力、集中力がある

ドライバーは仕事柄、常に事故の危険と隣り合わせです。
大型トラックであれば、相手を事故に巻き込んだ場合、重大な被害を及ぼす可能性が高いです。

そのため、安全に対する日頃からの心構えはもちろんのこと、それを実行するための注意力と集中力が欠かせません。

⑨車中泊を楽しめる

長距離ドライバーの場合、1回の仕事で1週間近く家に帰れないこともあり、その間は車中泊をして過ごすことになります。
そのため、車中泊の生活を楽しめることもドライバー適正として重要な項目のひとつとなります。

⑩地図が読むのが好き

カーナビが発達しているといっても、配送先が建設工事の現場だったり、大きな工場の敷地内だったりした場合、対応していないことが多いため、現場の周辺地図を頼りに目的地を目指さなければなりません。

また、GPSの位置ずれでカーナビがうまく機能しない場合もあります。そのため、ある程度地図を読めることも必要となってきます。

トラックドライバー・運転手に向いていない人の性格7選

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続いては向いていない人の性格についてお伝えしていきます。
詳細は以下のとおりです。

①短気である。すぐにイライラする

渋滞や、荷待ちでの長時間待機など、ドライバーの意思とは関係ない都合で仕事がうまく回らないことが多々あります。

そのため、短期でイライラしやすいような人にとってはストレスが溜まりやすく、ミスや危険な運転による事故を起こしやすいため向いていないと言えます。

②整理整頓が苦手

清潔感がなく、トラックの内外装が汚いドライバーはお客さんに良い印象を与えません。
また、身の回りをキレイに整理できないドライバーは同じように荷物の整理もできない傾向にあります。

ほかにも、会社によってはトラックを他のドライバーが使用することもあり、そうした時に私物で散らかっていると同僚や上司に嫌がられるだけでなく叱責を受けることもあります。

③孤独が苦手

ドライバーは一人の時間が長いため、嫌な上司や同僚と顔を合わせず黙々と作業をこなしたいという人には最高の仕事です。

反対に、孤独が苦手で大勢の仲間と協力し合いながらの作業が好きだという人にとってはつらく感じてしまうかもしれません。

④運転が苦手

ドライバーである以上仕事のメインは運転です。
そのため、運転が苦手というというのはドライバーを目指すうえでかなりのマイナスとなります。

運転が苦手なのに無理をしていては、プレッシャーによるストレスで消耗する恐れもあるため、慎重に検討する必要があるでしょう。

⑤自分勝手で無責任

一人でする仕事である以上、スケジュールをしっかり立てて責任をもって取り組む必要があります。

自分勝手で自己管理ができないような無責任な人は、荷主をはじめ、会社や他のドライバーにも様々なことで迷惑をかける恐れがあるため、ドライバーには向いていないと言えます。

⑥体力がない

荷物を運んだり積み下ろし作業をしたりするのはかなり体力を消耗します。ほかにも、長距離ドライバーであれば夜間の走行や車中泊があるため、体力がなければ仕事が務まりません。

日頃から体を動かす習慣がなくオフィスワークしかやったことがないというような人にはきつく感じてしまうかもしれません。

⑦適度な息抜きができない

ドライバーは運転中、常に集中しているため適度な息抜きが必要で、オンとオフをうまく切り替えながら仕事をすることが大切です。

そのため、息抜きができない人にとっては常に緊張状態が続くため、体が休まらないことから集中が切れてしまい重大な事故を起こしてしまうリスクもあります。

まとめ

トラック運転手の休憩時間管理
給料や労働環境がよくても、その仕事が自分に向いていなければ長続きはしません。
就職・転職活動では興味のある仕事に関してしっかり情報を集めることが大切で、そのなかのひとつの情報としてこの記事がみなさんのお役に立てたのなら幸いです。

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運送会社に12年勤務した行政書士。運送業許可のプロ事務所「行政書士法人シフトアップ」の社長★著書「行政書士のための運送業許可申請のはじめ方」

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