人手不足が深刻な運送業界では、従業員ひとり一人の負担が年々大きくなっており、多くの企業が猫の手も借りたいような苦しい状況に陥っています。
こうした状況への対策として、近年はIT化を推奨する動きが業界全体に見られるようになり、それに伴って多くのITシステムが開発されています。
今回の記事ではそんなITシステムの中から、「運転日報」に関するシステムについておすすめのアプリとソフトの情報を中心に詳しく解説していきます。
そもそも運転日報システムとは何か?
運転日報システムとは、「これまで手書き作成されていた運転日報を、記録データをもとに自動作成してくれる非常に便利なシステム」のことです。
トラック運送事業を営む企業は「貨物自動車運送事業輸送安全規則」において運転記録の1年間の保管が義務付けられているため、日々、運転日報を記録する必要があります。運転日報には
- 運転者の氏名
- 運転日時
- 走行距離
などの情報を記録しますが、日々の業務に追われる中での運転日報の記入は負担も大きく、集計作業には手間もかかるといった問題があります。
運転日報システムはこうしたわずらわしい作業にかかる時間と労力を削減してくれる便利なツールのことを言います。
運転日報もIT化が進んでいるってホント?
現在では様々なITツールが発達し、運転日報に関してもIT化が進んでいます。
- 手書きでの記入
- 集計に時間がかかる
- ファイリングの保管場所が取られる
などの悩みに対し、ITツールを活用することで、リアルタイムでの情報収集が可能となり、取得したデータをもとに自動で運転日報の作成をしてくれるものもあります。
パソコンだけでなくスマホ操作が可能なシステムも豊富にあり、運転日報を含む車両管理業務が以前に比べて格段にやりやすくなっています。
運転日報のおすすめアプリ・ソフト3選
ここからは運転日報の作成に役立つおすすめのアプリとソフトを紹介していきます。
くるまぷり
「くるまぷり」は、クラウド型の車両管理システム「KIBACO」のスマホアプリです。くるまぷりの機能は、車両管理以外にも面倒な入力作業を補助してくれる「データ入力支援」や、毎日のやることを教えてくれる「期日管理」などがあり、その中の一つに「日報作成」機能も含まれています。
日報作成はとても簡単で、運転前にアプリ画面のボタンを押すだけ。複雑な作業は一切不要で、業務の大幅な効率アップに役立つ非常におすすめのシステムです。
くるまぷりは、KIBACOを申し込んだ後にアプリをダウンロードすることで利用することが可能になります。
どらたん
「どらたん」はお馴染みの対話アプリ「LINE」を利用した運行管理ツールです。各ドライバーのスマホと連動させることで、「日報の自動作成」をはじめ「ドライバーの作業時間の集計」「集配先での手待ちや荷役、付帯作業の把握」などの複雑な業務を容易にすることが可能となります。
気になるコストに関しても2週間の無料トライアルからはじめることが可能で、導入後も
- 基本料金5,000円(税別)
- 500円(税別)×アプリを利用するドライバーの人数
だけの低価格で利用できる仕組みとなっています。
SmartDriveFleet
「SmartDriveFleet」は「運転日報の自動化」を含む
- 車両位置の把握
- 稼働率の把握
- 労務改善
- コスト削減
などの悩みを解決してくれる車両管理システムです。
ドライバー・管理者の双方で利用ができるこのアプリは直感的な操作が可能で、ITが苦手な方でも簡単に使いこなせるのが大きな特徴です。導入企業のなかには有名企業が多数あるなど、実績豊富なシステムと言えます。
まとめ
運転日報システムは業務の効率化はもちろんのこと、正確な情報収集をできるという点においても非常に優れています。
導入コストに関しても月額制で安く利用できるものもあるので、安心してはじめることが可能なため、自社の業務改善にぜひ検討してみてはいかがでしょうか?